PCS と EMS の Modbus RTU 通信:フレーム・機能コード・レジスタ区分
Summary: VGRID POWER PCS のイベント記録・停止時波形データプロトコルは PCS と EMS 間の通信を規定し、Modbus RTU または Modbus TCP/IP を使用します。対象は SP100HC、SP100HC-1、SP110HS、SP110HS-1 です。現地統合で最も多い誤りは結線ではなく、異なる区分をまたいで一括読出しすることで、プロトコルは「区分をまたぐ読出しは非対応」と明記しています。
VGRID POWER PCS のイベント記録・停止時波形データプロトコルは PCS と EMS 間の通信を規定し、Modbus RTU または Modbus TCP/IP を使用します。対象は SP100HC、SP100HC-1、SP110HS、SP110HS-1 です。現地統合で最も多い誤りは結線ではなく、異なる区分をまたいで一括読出しすることで、プロトコルは「区分をまたぐ読出しは非対応」と明記しています。
回線とフレーム構成
シリアルの機器アドレスは 1〜16、物理インタフェースは PCS の外部端子に従います。標準 RTU 電文は開始マーク・RTU フレーム・終了マークから成り、RTU フレームはアドレス、PDU(機能コード+データ)、CRC で構成されます。対応機能は 0x03(複数レジスタ/状態語読出し)と 0x06(単一レジスタ/コマンド書込み)で、例外コードは要求機能コードに 0x80 を加えた 0x83/0x86 です。0x03 は 1 回最大 125 レジスタ、応答は 1 レジスタ 2 バイトで上位バイトが先です。
パラメータ区分一覧
ARM 基本情報 0 から 16 語、DSP 基本情報 16 から 8 語、状態・故障情報 25 から 75 語、ユーザ常用変数 100 から 199 語、ARM ユーザ設定 300 から 31 語、DSP ユーザ設定 331 から 24 語、ARM ユーザ設定 360 から 100 語、制御コマンド 650 から 20 語、モジュール設定 700 から 199 語、CAN 情報 5000 から 485 語、電池基本情報 6000 から 50 語、更新状態 50000 から 20 語、故障波形情報 51001 から 22015 語です。EMS のポイント表は区分ごとに要求を分割し、境界をまたがないでください。
現地ポイント表の要点
状態・故障区分はビットフィールドで、レジスタ 50 はインバータ故障、N 線異常、並列運転故障、瞬時値電流制限、AC 短絡・過負荷、レジスタ 52 は単独運転、低/高電圧ライドスルー故障、漏電警報、レジスタ 53 は EMS 通信断による停止、ファン警報、絶縁故障、BMS 故障などを収容します。ビット定義、スケール係数、読書属性、ポーリング周期をファームウェア版数に紐付け、AEMS100 試運転報告に版数を記録して、遠隔更新後のポイントずれを防ぎます。
よくある質問
0x03 でデータが読めない場合の最初の確認は?
機器アドレス(1〜16)、機能コード対応、開始アドレス+読出し数が同一区分内かを確認し、例外コード 0x83 の内容で不正アドレスか不正データかを切り分けます。
Modbus TCP/IP でも CRC は必要ですか?
CRC は RTU フレームの要素です。TCP/IP では MBAP ヘッダを使います。両回線に対応するため、統合前に PCS の実インタフェースを確認してください。
関連製品と技術ガイド
SP125HCPS · SP1350H54SW · STS200 · SP200/150HAPV · 技術ガイド一覧 · 製品カタログ。
よくある質問
0x03 でデータが読めない場合の最初の確認は?
機器アドレス(1〜16)、機能コード対応、開始アドレス+読出し数が同一区分内かを確認し、例外コード 0x83 の内容で不正アドレスか不正データかを切り分けます。
Modbus TCP/IP でも CRC は必要ですか?
CRC は RTU フレームの要素です。TCP/IP では MBAP ヘッダを使います。両回線に対応するため、統合前に PCS の実インタフェースを確認してください。